外次郎のことば



感動したことを作品にしよう

「彫刻というのは、すべて感動の表現だから、よけいな飾り方は不必要で、避けなけりゃいけないよ。」

     
・・・・・1949年(昭24) 外次郎48歳 平和群像制作中 板橋一歩氏に語る

設計図をもとう

「彫刻の基礎は、なんといってもコンストラクションだとおもいますね。建築にいい設計が必要なのと同じように大事ですね。彫刻で言えば遠心力と求心力が塊の中でたたかっているというか、そのぎりぎりの限界が彫刻の面や線になっていると思いますよ。それが肉付けを構成していると思います。」

     
・・・・・1967年(昭42) 外次郎66歳 産経新聞「美を聞く」コーナー取材担当者に語る


トレーニングを大事にしよう

「仕事はやはり年期が必要で、これだけが尊い。思いつきで年期は入ってきませんからね。トレーニング、トレーニング。宮本(三郎)先生のトレーニングはすごいですよ。」

     
・・・・・1970年(昭45) 外次郎69歳 二紀会長崎展会場で 長崎新聞記者に語る


目当てをはっきりさせよう

「人物の作品を制作するのに、手や足の指くらいなくなったっていいんだ。人間の手や足として生命にみなぎっておればよい。換言すれば“かたまり”の中に作者の意図がみなぎっておればよい。」

     
・・・・・1973年(昭48) 外次郎72歳 県展審査の講評で語る


自分の仕事の原点を見いだそう

「上手下手は問題ではない。重要なことは仕事のよりどころをいかに確立するかである。」

     
・・・・・1978年(昭53) 外次郎77歳 庄川町美術選抜展の講評で語る


なっとくできるまで試してみよう

「一つのものを作るのにこのごろは一年かかりますね。試作をいくつも作り十分試みる。題名一つにしてもそう。語源まで探らないと納得できない。」

     
・・・・・1982年(昭57) 外次郎81歳 北日本新聞「とやま人物風土記」コーナー取材担当者に語る


これからどのように生きたらいいか尋ねたい

「私は83になった。これから先の心境はいかなるものか、どういうふうな配慮で生きたらいいのか、私は85歳以上の人の心境というものを知りたい、教わりたい。」


いまだに自分に関心を持っている

「肉体的に衰えても、精神がしっかりしている人がいる。私自身、どこまで伸びるのかいまだに関心を持っている。」


日本的でなきゃいけないよ

「現代的でない、古くさいとか、西洋的だからって西洋的にやってはだめ、日本不在です。」


田舎っぺで 大成しよう

「田舎者は田舎者で育ってほしい、批評家が言う前に自分が勉強し、自身を持って現実を理解し、大成していただきたい。」


若い人が伸びるには

「お前の彫刻が駄目だと、年寄りが若い人を抑えてはだめ、おかずの煮返しのように美味かったのが、美味くなくなる。」

     
・・・・・1984年(昭59)4月 松村外次郎回顧展(県民会館)にて語る



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